インベスターズトラスト(ITA)S&P500で後悔しない為に積み立て計画前に知っておいて欲しいこと

海外オフショア投資

 

インベスターズトラスト(ITA)の海外積み立てですが、S&P500人気の影響で積み立てを始められた方がここ2年間で増えたような気がします。

 

しかし、2年前の為替は1ドル=110円台でしたが、この2年間で1ドル=150円台まで上昇して現在でも140円台(2023年12月)です。

 

すでに毎月積み立てを継続されている方も毎月200ドルであれば1ドル=110円計算だと22,000円の積立金額でしたが、1ドル=140円だと28,000円必要となってきます。

(20〜30%の負担増)

 

そうなんです。

 

海外積み立て商品はこのITAだけに限らず為替のリスクが大きく影響します。

 

将来的に満期が来る(15年〜20年)の前年ぐらいに「円安」となってくれればいいのですが、積み立て期間(特に初めの2年から3年)は「円高」の方が積み立てる側にとっては都合がいいのです。

 

 

これからITAの積み立てを計画している方はまず一つとして「為替のリスク」があることは知っておいてください。

 

JINジン
JINジン

為替のリスクを回避する方法はすでに外貨(米ドル)に両替している口座から支払うことで円→米ドルではなく、米ドル→支払うと方法もあります。

 

円安のタイミングでは外貨の口座から、円高時はクレジットカードからなど。

 

また、よく勘違いされているのが満期後は15年の場合140%しかないと思っている方が多いことです。

 

 

これから先のことは分かりませんが、15年プランも140%以上はあると考えられます。

 

 

二つ目は、初期口座期間(24ヶ月〜28ヶ月)での解約は返戻金がないことです。

 

タイミング的には今から2年前(2021年)の為替は1ドル=110円台でした。

 

初期口座期間卒業を間もなく迎える方にとっては円安のおかげで毎月の負担が増えているかと思います。

 

毎月の支払い負担が増えて大変です。想定外です・・・。

ドルコスト平均法でよく使われる分散投資として毎月積み立てる方法は個人的には好きではありません。

 

毎月積立と言っても外貨の場合は為替によって積立金額が変動します。

 

株価や投資信託の基準価格を分散して買うことと、為替の分散は混ぜて考えない方がいいと思います。

 

でないと、毎月の予算が5万円まで積み立てられるという計算で予算を立てているのに

為替が円安になると外貨の積立金額は予算(5万円)を超えてしまいます。

 

長期積み立ての場合は、余裕に余裕を持たせた金額でスタートすることをお勧めします。

 

 

JINジン
JINジン

私たち夫婦は積み立ては苦手で揃って「一括派」です。

理由はやはり不測に事態に対処できなくならからです。

 

積立を継続することって忘れてしまうのが一番いいのですが、クレジットカード払いにしているとどうしても明細からめっちゃ引かれていることに気付いてしまいます。

 

そして、運用先のリターンも大したことがなければ次に乗り換えた方がいいのでは?と考えてしまいます。

 

そうした時に解約できるのか?

 

解約返戻金額は元本割れするのか?

 

ITAの場合は残念ながら大した金額は戻ってきません。

 

初期口座期間は解約返戻金はありません。

 

0円です。

 

ふざけるな!って話ですが、事前に説明があるかと思いますのでよく理解しておいてください。

 

手続きする前に是非知っておいてくださいね。

 

 

それでも15年継続すれば140%、20年後160%最低保証で解約可能です。

実際はもう少し色がついていますので満期まで解約しないようにしましょう。

 

以上、ITA計画前に知っておいてほしいことは

 

・為替の影響を大きく受けます。

→購入時よりも円高になると負担(毎月支払料)も減る

 

・初期口座期間での解約は解約金は戻ってこない

→初期口座後も基本的に満期までは元本割れします

 

絶対に満期まで継続できる余裕がなければ初めからしないことです。

 

計画段階では15年間毎月500ドルの積み立てはできると思っていても、5年後怪我をして働けなくなるかもしれないし、気持ちが冷めてしまうかもしれません。

 

そした事態に対処できるよう月500ドルを250ドルに減らしておく、20年プランだと手数料が割安になったとしても15年プランに設定しておく方が気持ち的には楽です。

(長続きできるコツですね)

 

S&P500への投資方法はシンプルに投資信託の購入がいつでも売れるので、ITAなどの仕組み債から運用する方法と、証券口座から投資信託などに分散するのがベストだと思います。

 

 

国内基準で考えると15年後に140%になって戻ってくる!と考えるとなかなかいい商品と感じますが、海外視点で見れば他にも選択肢はあります。

 

例えば、私も購入している海外保険会社のプランは損益分岐点が7年ぐらいのものがあります。

 

コンシェル
コンシェル

15年は長いけれど7年ぐらいなら待てるわね。

 

 

結局のところ、長期で持つのが前提であれば早い段階で運用できる商品に資金を置いておくのが複利の効果で利回りも分配金も享受することができます。

 

2021年の段階(1ドル110円台)ではITA含む海外投資もいいかと思っていましたが、2023年の現時点では円安になってしまったので積極的におすすめはしづらい(円での負担が多いので)状況です。

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