ソニー生命の保険商品には変額保険という保険商品(プラン)があります。
我が家は2015年に夫婦それぞれ2名義分契約しました。
きっかけは保険関係の雑誌やネットで情報収集していく中で
大手生命保険会社の保険料が更新されていく(保険料が上がっていく)更新型の保険だと言うことを知り
このままでいいのか?
と疑問点が浮かび勉強しました。
そして
この保険では退職した時に解約返戻金がほとんど貯まっていないこと!
2000万円の死亡保険金も60歳になる頃には十分の一になっていること
に気付きました(遅かった・・・)
と思いました。
そこで利用したのは「無料の保険相談所」です。
店舗型ではなくてインターネットから申し込みするタイプです。
当時利用したのは「○○の保険の無料相談」でした。まだその当時はソニー生命のライフプランナーの存在を知りませんでした。
プロのプランナーはどんなプランを提供してくれるのか?
話を聞いて情報収集することが狙いです。
そしてこれがソニー生命変額保険との出会いです。
当時の私はお金に対する知識はもちろん、保険に対する知識もなかったので契約する為!というよりは学びのつもりでした。
結局、お会いした販売員の人柄が良く信頼できそうだったので
ソニー生命の変額終身保険を契約してみる事にしました。
変額保険について
変額保険とは
生命保険の一種で払い込まれた保険料の運用実績に応じて満期保険金や解約返戻金の額が変動するものです。
死亡保険金について最低保証が保障されているので途中解約しない限りは支払った保険料より損はしないシミュレーションでした。
契約したのは保険金200万円の最安プラン
生命保険の保険料のイメージは1000万とか2000万円の保険金ですが、私は200万円にしました。(自分でカスタマイズできます)
なぜ保険金1000万円にしないのか?
それは当たり前のことですが保険料が高くなるからです。
他にも期間限定の定期保険を1000万円分かけているので子供が18歳前後になれば解約も視野に入れています。
アクサダイレクト生命の定期保険に替えると1700円の保険料で1000万円の保障が得られます
他にも投資としての生命保険に加入しますが、ここでは割愛します。
具体的なシミュレーション例
保険料は年齢と死亡保険金によって変わります
(具体的なシミュレーションは年齢と加入時期により変わりますので直接ライフプランナーへ相談してみてください)
無料です。
死亡保険金200万円の場合の毎月の保険料
死亡保険金200万円に対して月々の保険料は約4500円(35歳男性)です。
4500円×12ヶ月=54000円(年間)
支払い期間は35歳から60歳までトータル25年です。
54000円×25年=約135万円が総額支払う保険料です!
(毎年の生命保険料控除は計算に入れない)
このタイプは終身保険なので60歳以降も保障は残せます。
保険金額は一生涯保証、解約返戻金額は経過年数と共に上昇予定
総額135万円の支払いで生涯の保障されているので200万円の保険金は最低保証されます。
※会社が潰れない限り大丈夫!
仮に解約したとしても65歳の時点で解約返戻金が135万円(3.5%のシミュレーション)にはなるので(現状、世界株式は10%で運用中)65歳の時点で資金が必要であれば解約することもできます。
また保険を続けることもできます(60歳で保険料は支払い済み)
1000万円の保険金でも基本的には同じで毎月の保険料が約5倍になります。
(4500円→22500円?)
※私は他の保険で死亡保障はカバーできているので200万円にしています。
ソニー生命の運用実績は
ソニー生命には8種類の特別勘定(とくべつかんじょう)があります。
特別勘定とは・・・
国内や海外の、株式や債券などで運用するファンドのこと。運用成果を直接契約者に還元してくれます
- 株式型
- 日本成長株式型
- 世界コア株式型
- 世界株式型
- 債券型
- 世界債券型
- 総合型
- 短期金融市場型
の中から自分で配分と比率を選択できるようになっています。
私が選択している特別勘定の運用実績は今のところ約10%6%ありました(2021年4月時点)。
H30,8月時点では世界株式100%は12%だったので妻名義も減額引き出し済み。
この運用実績は上がったり下がったりを繰り返すので今回始めて引き出してみることにしました。
※2018年10月確認では新規契約の変額終身保険では世界株式に50%までしか組み入れることはできません。(変額個人年金は可能)
変動保険金の引き出し方(減額の仕方)
まず保険金の引き出しができるのが
「変額終身保険(終身、有期)A型」と「変額個人年金保険」の2種類です。
実際には引き出しとは言わず「減額手続きがしたい」と連絡する必要があります。
この「変額保険金(積立金)」の減額が出来るのは1年に2回までなので何度もできるものではありません
①インターネットからお客様WEBサービスを登録している方は②へ、
登録していない方は
⑨ソニー生命契約時の担当者かカスタマーセンター(0120-158-821)へ連絡します(変動保険金確認後は⑨へ移動します。)
②ログイン後、契約内容照会→変額/外貨詳細情報→変動保険金額確認
運用益を引き出せる額は(1万円+毎月の保険料)となります。
※変動保険金額が1万円未満だとできません。
変動保険金額が20000円で毎月支払い保険料が4500円だとすると
20000-4500=15500円が引き出し(減額)できる金額となります
正確には日々価格が変動しているので
と言えば対応してくれます。
③減額手続きはWEBサービスからは出来ないので⑨に移動します
今回私は、カスタマーセンターへ連絡しました。
電話をすると
と聞かれますので
と伝えましょう。
本人確認として「名前」と「生年月日」、「証券番号」を準備しておけばスムーズです
と聞かれますので
郵送は数日後に届き記入してまた送るので日数がどうしてもかかってしまいます
これで電話は終了です。
その後は登録のメールアドレスにメールが届きます。

あとはメールに記載のアドレスに移動後、再度ログインして手続きすれば完了です。
手続きパスワードの入力を求められるので準備しておきましょう!
2019年のソニー生命変動保険金の推移と解約返戻金の運用成果、保険料以上の結果
以上の事から
この変動保険金の運用利回りは日々上下を繰り返すのでプラスの時に一旦減額(引き出しておく)ことはありだと感じました。
2019年は世界の株式が大きく上昇しました!
変額保険としては絶好調な1年でありました(^^)/
しかし、世界株式で運用しているとはいえアメリカの経済状況に影響されるので今後株価が下がると運用益も下がります。
株式にも利食い千人力という言葉があるように利益確定することで15000円の利益になりましたが放置しておくと利益がなくなることもあります。
引き出すことのデメリットもこの「変額終身保険」ではないと思っている
(解約返戻金に影響はあるが保険金額は最低保証されている)
ので運用実績が好調な時は減額処置は有効なので是非チャレンジしてみてください。
妻名義も先日引き出しましたが、私より少ない保険料で満額引き出したら18000円入金されていました。
変額保険のいいところです。
しかし返戻率に波があるので増えるときは増えるけれど、下がるときは運用益が一気に無くなります。
生命保険で増やすのは現在の国内保険ではかなり難しいです。
つまり生命保険の保険料は上げすぎないことです。
いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」 (講談社+α新書)
国内保険の本質はこれです↑
私は残りを
世界株式と似た運用先のETFや投資信託を購入して分散しています。
ソニー生命変額保険の世界株式の運用先はどんなところか?現状と今後の考え方
国内では最低限の保障で十分、年末調整の生命保険料控除の枠(年間8万円)以上はいらないでしょう。
ANAの機内でソニー生命保険のライフプランナーの番組があり資産形成の正しい知識の重要さを実感
ただし、この考えは変額保険素人の私の考えです。
・すでに加入されている人は担当者に!
・これから検討している人は中立な立場の「保険の相談所」で相談するか?
・変額保険含むソニー生命を知り尽くしているプロに相談するか?
生命保険不要論が出ている背景にはぼったくり貯蓄型生命保険の存在であったり、無理な契約を老夫婦に契約させたりとまた契約ノルマという会社の仕組みから「良い商品ではない!」と分かっていても販売員は売らなければならない仕組みが悪いのです。
預貯金の少ない若い世代は少ない保険料で高額の保証をレバレッジをかけて備えられるので何でもかんでも不要で投資に投資すればいい訳でもありません。
保険は必要となった時にその価値が分かるものです!
使わないのも一つの幸せなこと(事故や不足の事態に合わなかったので)。
使う場合も備えておいて良かったことと思えるでしょう。
相互扶助(お互に助け合う)の精神で始まった保険なので大きなリターンは本来あり得ないので、増やしたいのであれば保険ではなくやはり投資です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
