海外のドル建て商品を毎月積立している人や海外オフショア保険商品をクレジットカードで支払ったことがある人は注意しておくことがあります。
私は2017年に3枚のクレジットカードを使いドル建て商品を購入したのですが、その中の1枚を解約していました。
※解約したのは三井住友カードのANAゴールドカードです。

注意しておくことって解約と関係があるのですか?

はい、カードを解約してしまうと過去の利用履歴も確認できなくなってしまいます。
毎月、もしくは年払いなどドルを何円で購入しているのか?
利益確定時に確かな証明となる利用明細が確認できなくなってしまいます。
証券会社や海外の積立口座で確認できるのであれば問題ありませんが、一括払いで支払って放置している場合、購入時の為替と円でいくら支払ったのか?
把握しておきましょう。

契約者が亡くなってしまった場合、残された家族が大変です。
数年ぶりの円安で1米ドル=150円に迫る勢いの中、為替の利益はどれぐらい出ているのか?
商品としての今解約した場合の解約返戻金はどれぐらいあるのか?
一度確認してみてください!
クレジットカードを解約してしまったら
クレジットカードを解約すると2年ぐらいまではデータを残してくれているかもしれませんが、私の場合3年が経過していたのでもうありませんでした。
現在の為替レートは1ドル=149円(10月22日時点)です。
当時の
購入価格を調べるためにクレジットカードの利用明細をオンラインで確認できないかと
調べてみると
しまった!
解約したカードはログインできないし紙ベースで利用明細も保管していなかった・・・。
万事急須。
三井住友カードの電話に問い合わせるのも一苦労がありました。
解約したカード会社(三井住友カード)に問い合わせましたが、冒頭にも書いたようにすでに個人情報は削除されており当時の利用明細は送ってもらうことはできませんでした。

申し訳ございませんが、お客さまの個人情報が見当たりませんでした。
2017年当時はANAのマイルを貯める為にメインとしていたクレジットカードでしたが、解約してしまったら過去の利用明細が手に入らなくなってしまいました。
他の2社は楽天カードとエポスカードですが、楽天カードはゴールドカードやプラチナなど変更していても送ってもらえました。
エポスカードはオンラインで2006年ほど前まで利用明細を確認できる優れた一面を知ることができました。
何が言いたいのかというと
利益確定時はまだまだ先であるので解約時まで購入した為替レートの証明を保管しておくのが面倒なのでクレカ決済は年払いなどにしておきましょう!
ってことです。

簡潔にまとめましたね!
購入時の為替レートの確認はどこでするの?
過去の為替相場を確認できるサイトがコチラになります。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング会社
クレジットカードの利用明細が実際に引き落とされた円建ての金額ですが、不明な場合は当時の為替レートを確認して支払った金額(購入額)を計算するしかありません。
※利益確定時は税務署や税理士さんに相談してください。
クレジットカードを解約する前にしておくこと
クレジットカードは便利で過去の履歴が全て残っています。
有料のクレジットカードは断捨離も兼ねて解約することもあるかと思います。
しかし
解約する前に、必要な利用明細はプリントアウトするか、2年以上前の遡って閲覧できない履歴はクレジットカード会社に連絡して送ってもらい自分で保管しておきましょう。

クレジット会社によって対応は様々でしたね!

楽天カードは2年までオンラインで確認できましたが、それ以上は連絡すれば無料で送ってもらえ、エポスカードは10年以上前までオンラインで確認することができました。
以上の事から
海外の通貨での積立投資をクレジットカードで支払う場合、利益確定(解約時)に購入価格は必ず必要となってきます。

購入価格が分からないと「利益」なのか「損失」なのかも分からないわよね。
当時の購入レート(TTS)は調べればわかりますが、利益を確定(売却)させたときの購入価格の証明(領収書など)が確定申告では必要となります。

海外生命保険で解約された方がいれば確定申告どのようにしたのか教えてください!
解約していないクレジットカードは問い合わせると送ってもらえたり、クレジットカード会社によっては2006年まで遡れたりもしました。
しかし、解約したANA GOLDカードは解約してからすでに2年以上が経過していましたので個人データは削除されていました。
幸い3社のクレジットカード会社のうち、2社の利用明細は確保できたのでトータルで支払った金額から2社の利用料を引けば三井住友カードで支払った金額も把握はできました。
※引き落としの銀行口座からも確認はできたが、他の買い物も合計されているので詳細までは不明
長期積立であればあるほど、購入価格が分からなくなってきてしまいます。
毎月200USDクレジットカードから支払っていても毎月のレートは145円の月もあれば139円、149円など様々です。
外貨の積立はその辺りも含めて管理が大変であると感じた次第です。
外貨の資産形成をやるなら毎月積立よりも一括払いか年払いの方がいいですね。
損益分岐点を超えたあたりで(為替と相談)一度管轄の税務署で確認してきます。
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