毎月分配型(決算型)の投資信託は定年後の老後資金としてシニア世代に人気があります。年金だけで足りるのか?足らなければ節約するか、残りの貯金でやりくりするしか方法がありません。
先日たまたま読んだ雑誌に『毎月分配型(決算)の投資信託』が人気である!との記事を読み自分で考え検討した結果、100万円分運用してみることにしました。
結論から言いますと
2023年はまだ分配金はありません。
信託報酬が1.727%と高めではあるものの米国が好調であれば手数料以上のリターンもあり、投資対象としては『あり!』だと判断しました。

手数料以上のリターンがあれば問題ないです

ベンチマークはS&P500株価指数を超えるリターンを目指しており過去のトータルリターンを見ても悪くありません!
2023年こそイマイチでしたが春夏と分配再開しております。
運用先は

この投資信託の運用会社は世界的に有名な米国市場の代表銘柄に投資しています。
国内には債券に70%組み入れて運用する毎月分配型投資信託もありますが、投資はやはり国内国外問わず成長している企業に株式投資することが王道です。
債券でも国内ではなく海外債券であれば投資としてはありですが、国内債券はあまり運用したいとは思わないですね。
AB(アライアンス・バーンスタイン)の『米国成長株投信Dコース(為替ヘッジなし)』について
AB(アライアンス・バーンスタイン)の『米国成長株投信』には4つのコースがあります。
・Aコース(為替ヘッジあり)
・Bコース(為替ヘッジなし)
・Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型
・Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型

分配金が100円、200円と分配されるのは嬉しいですね!でも複利運用の場合はBコースの方がいいんじゃない?

私もそう思います。Dコースで毎月分配金を受け取るときに約20%の税金が引かれます。設定を再投資をしているので複利の効果は薄まってます・・・。
今回は毎月決算型の予想分配金提示型の為替ヘッジなしのDコースで運用していく場合について記載していきます。
為替ヘッジ『あり』と『なし』の違いとは
今回の運用先は米国成長株です。通貨はUSD(米ドル建て)と為替の影響があります。
運用が上手くいき年間10%の利益が出た場合100万円は110万の含み益となりますが、為替が購入時よりも円高となった場合、利益は目減りします。
運用以外の為替についても考えないといけないのですが、面倒ですよね。全てプロに任せたいですよね。
結論を言ってしませば(為替ヘッジあり)はコストが高くなりリターンが落ちてしまいます。
↓より詳しく書かれている記事がありました。
投資信託の「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」、どう考えるのが良いか?https://media.monex.co.jp/articles/-/20454
本家サイトにも違いについて記載があります。

為替ヘッジありのリスク
https://www.alliancebernstein.co.jp/files/uploads/AB_USLCG_Letter_20221104.pdf
毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型とは
商品パンフレットには


予想分配金提示型とは基準価額に応じた分配を行なわれます。
基準価額と直近収益分配金

一番最近の決算日は2022年11月15日でした。
基準価額は10,233円でしたので、分配金は11,000円未満であったので本来であれば基準価額に応じた分配金であるので100円でも分配されて良かったのではないでしょうか。
この基準価額が10,000円を割っていれば出なかったかも知れません。
過去1年間の分配金履歴

過去1年間の分配金を振り返ると、合計1400円の分配がありました。
これまでのチャートと基準価額の推移
過去1年間で切り取ると以下のようになります。

基準価額は1年前の12,737円よりも下落しています。
10,233円(11/24)と約2500円相当下落していますが、トータルリターン(信託報酬の手数料が引かれた控除後)は-1.82%の目減りで済んでいるのは分配金を受け取っているからです。
期間を延ばして3年や5年で見てみれば・・・。すごいリターンです。
過去5年間を振り返ると成長していることがよく分かります。

リタイヤ世代でない現役世代であれば分配金は再投資した方がいいです。
以上の事から
毎月決算型のアクティブ型投資信託でもおすすめできる商品が出ていた事を知ったのはたまたま読んだ雑誌のおかげです。
これまでの毎月分配型投資信託は『購入手数料が必要』、『信託手数料が必要』でした。
そして元本を食い潰していく『タコ足配当』になっているのかいないのか?
などの問題点もありました。
最終的に基準価額が目減りしてしまっては元本割れの投資信託ということになるので。
今回気になったのはAB(アライアンス・バーンスタイン)の『米国成長株投信Dコース(為替ヘッジなし)』については運用先がS&P500株価指数を上回るリターンを目指しています。
コア(メイン)ではなくサテライト(サブ)として取り入れてみてもいいかも知れません。
※最終的には自己判断で行ってください。
ありがとうございました。
予想分配金提示型という仕組みでしっかりと利益が出ていなければ分配金が支払われません。
基準価額という元本をすり減らしてまで分配金を出さないのが評価できます。

元本減ってでも分配金を受け取るのはタコ足配当です。分配金受け取って基準価額目減りしてしまっては本末転倒ですね。
その点この商品は分配金がでない月もあります。

デメリットはアクティブファンドならではの手数料ですかね・・・。信託報酬率は1.727%でした。それでも100万円分の投資で7万円相当(8月時点)の分配金を得ているのよね。いい利回りよね。
信託報酬を安く抑えるのは『松井証券』がおすすめです。
老後の年金+分配金として
基準価額によって分配金が出ない月もあるが、それはタコ足配当にしない事である。
またベンチマークがS&P500株価指数
アクティブファンド
海外に目を向けると日本にはないすばらしい商品が多々あります。
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