
こんにちは、サラリーマンJINジンです(@JINJINinvest)
ソフトバンクグループから第3回無担保社債(劣後債特約付き)が9月13日の12時から販売開始されます。気になる満期償還までの期間は約7年、利率は年2.40%(税引前)
年1.912%(税引後)とまずまずです。
これまでソフトバンクグループの普通社債は何回か購入してことはありますが、劣後債特約という特約が付くタイプが今回販売されました。
定期預金の金利は0、2%という超低金利の時代に2%近く金利が付くのは大きいですよね。
では劣後債特約の社債のリスクはないのか?普通の社債とどう違うのか?
結論から言いますと
普通社債よりも劣後債特約の付いた社債の方が利率は良くなりますが、発行体の企業が倒産等した場合の企業の資産を分配してもらう順番が普通社債よりも後になります。(劣後)
今回の発行体はソフトバンクグループです。倒産なんてするはずがない!と言い切れるのであれば約7年間付き合っていけば約2%の利金が得られます。
100万円分申し込みをすれば利率は年2.40%(税引前)年1.912%(税引後)ですので、税金が引かれても19,120円となります。
株式投資はリスクもリターンも大きいのでリスクもリターンも抑えたい!という方で7年間資金を拘束されても大丈夫!と言った方に人気があります。
※途中で売却もできますが、元本が割れる可能性が高いのでおすすめは出来ません。
ソフトバンクグループの株価と社債の格付け
社債のリスクはやはり発行体である企業の倒産です。
ソフトバンクグループは東証1部に上場している会社で時価総額は約12.37兆円の超大型企業です(9/10)
出所:Google
株価は7000円台を推移していますが、半年前に購入していれば大きく目減りしてしまいます。

ソフトバンクグループの株式投資で半年前に100万円投資していれば今は70万円相当の価値になっているってことですね

株価5000円の時に100万円分購入していれば40万円ほどの含み益(売っていなければ)と価格の上げ下げが激しいです。
その点、社債は100万円分購入していても1年後に約2万円という利金が発生するので安定はしています。
社債の格付けはBBB+(JCR)
格付けは日本格付研究所 – JCRが評価を行っています。
格付対象 発行体:ソフトバンクグループ株式会社
第 3 回無担保社債(劣後特約付)はBBB+という格付けですが参考に長期発行体格付:A- の見通しは安定的とされています。
出所:日本格付研究所 信用格付の種類と記号の定義より
https://www.jcr.co.jp/pdf/dm24/Types_of_Credit_Ratings_and_Definitions_of_Rating_Symbols20100906.pdf
商品概要と募集日程
商品名 | ソフトバンクグループ株式会社 第3回無担保社債(劣後特約付) |
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発行体 | ソフトバンクグループ株式会社 |
債券格付 | BBB+(JCR) |
利率 | 年2.40%(税引前) 年1.912%(税引後) |
利払日 | 毎年 3/30および9/30 初回:2022/3/30 |
お申し込み単位(額面) | 100万円以上、100万円単位 |
当社お申し込み期間(予定) | 9/13(月)12:00 ~ 9/29(水)14:00 |
発行価格・償還価格 | 額面金額の100% |
払込期日(発行日) | 2021/9/30 |
満期償還日 | 2028/9/29 |
期間 | 約7年 |
劣後特約 | 以下の劣後事由発生時以降は、発行体の一般債務が全額弁済されるまで本債券の元利金支払は行われません。
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発行額 | 4,500億円 |
※SBI証券の債券>円貨建債券>ソフトバンクグループ株式会社 第3回無担保社債(劣後特約付)より出典
劣後債については動画でも解説されていて分かりやすいです

まとめると
劣後債特約は普通社債よりも利回りは高くなるけれど、倒産等のリスクの場合資金の回収は普通社債の投資者よりも回収が後になる(劣後)リスクもあります。
やはりリターンとリスクは比例していてリスクを取らない預金ではリターンもありません。
かといって年金や子どもの教育資金を株式投資に運用して目減りさせてしまうのも怖いですよね。
預金よりもリスクはあるがリターンもほどほどにある劣後特約付きのソフトバンク社債、興味のある方は13日(月曜日)の12時が販売スタートです。
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