保険と投資をまとめた変額保険ですが、NYダウも日経平均株価も緩やかに上昇を続けているので変動保険金(投資で運用部分)は減額できるまで運用益が出ていました。
変額保険のメリットは生命保険にはない自分で投資先を選べる点であり、株価や価格が上がると万が一の保険金を備えつつ(死亡保険金)運用益も引き出す事ができます。
デメリットは運用先の株価や価格が下がると解約返戻金や満期保険金が目減りします(保険金は最低額保証されている)
※詳しくはプランごとに異なるので担当者に確認を!
ここで基本に戻ると
ソニー生命の変額保険には8つの運用先(特別勘定)があります。
- 株式型
- 日本成長株式型
- 世界コア株式型
- 世界株式型
- 債券型
- 世界債券型
- 総合型
- 短期金融市場型
変額保険に加入するとどれかを選択しなければならないのですが何がいいのだろう?
これから検討している方は本物のライフプランナーに相談するのが堅実ですが、基礎知識を事前に知っておくと理解も深まります。
では参考までにどの運用先を選べば運用益がもっとも増えたのか?
2020年12月時点の運用状況を確認すると
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出所:ソニー生命
日本成長株式型が強い1年でした。
(1年間の騰落率からのパーセンテージで)
それもそのはず昨年は大きく日経平均株価が上昇ました(現在進行形)。
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出所:Google 日経平均株価 チャートと検索
これまでは「世界株式型」一強でしたが、日経平均株価が30000円に到達するのは実に30年ぶりとのこと!
日本成長株式型含め株式型で運用している方は大きく変動保険金が増えた一年だったかと思います。
短期的に見れば大きく増えた1年でしたが長期で見ると
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出所:Google 日経平均株価 期間変更
日経平均株価に連動するインデックスファンドなどに投資している場合はそろそろ天井かも知れませんよね!
上がり続ける株価はないのでどこかで調整(下落)も考えられます。
キッチリと利益確定(減額という引き出し)する時はするのもいいかも知れませんよ!
※運用益がないと引き出せないですが
ソニー生命の変額保険の変動保険金を引き出しました。減額のやり方を解説
どれぐらいの保険料でどれぐらいの運用益が出たのか?
我が家が購入している変額保険は終身型です。
大きく分けて3つ
- 終身型
- 有期型
- 個人年金型
保険で投資(運用)出来るのか?検証も兼ねて始めたのがきっかけです。
その為、保険料を最低額(4500円程)に設定したので保険金も最低額の200万です。
毎月の保険料は5千円ほどで200万の死亡保険金を備えつつ運用もする!
では年間どれぐらい引き出せるのか?
これは契約者それどれの運用先の比率や保険料、プランによって変わってきますのであくまでも参考程度に申しますと、
毎月4500円の保険料で運用先は「世界株式型」に100%組み入れた場合に、今(2021年2月)引き出すと23000円程になっています。
※厳密には日々変動保険金額は変動しているのと、翌月の保険料分は残しておかないといけないようなので(23000-4500=18500円)18500円程引き出せます。
仮に毎月の保険料が25000円ほど(私の5倍)支払っている方は10万ほどは引き出せるのではないでしょうか?
メインの目的はあくまでも死亡保険金です。投資ではありません。変動保険金もおまけという考え方です。
※最低保険金は備わっているので子供が大きくなるまでの期間限定予定
掛け捨て保険は少ない保険料で2000万円や3000万円といった保障があるので、それこそお子様が小さい間は効果的な方法だと我が家も取り入れています。
これから変額保険を検討している場合
①老後の年金として備えるのか?
→変額個人年金型という選択肢
②子どもが成長するまでの保険金として備えるのか?
→変額保険終身型という選択肢
③期間限定で保険の特徴を利用した投資として備えるのか?
→変額保険有期型という選択肢
それぞれについてまた別の記事で解説していきます。
まとめると
株価が上昇している相場であれば変額保険の「○○株式型」で運用していれば株価上昇の効果が得られます。
運用益である変動保険金は相場の影響で増えることもあればマイナスとなることもあります。
機械的損失ととらえる方もいますが、総額100万円~200万円ぐらいまでの保険料であれば
・毎年の年末調整で保険料控除を申請して少しだけ節税したり
・保険商品の特徴を利用した節税方法「一時所得」を利用したり
・途中で株式型から債券型にスイッチが出来たり
・毎年の運用益(利益)に対して課税されない
などメリットもあります。
またデメリットとしても
・保険金としての備えもあり運用に回せる金額が直接投資する場合よりも劣る
・見えないコスト(手数料体系)
など理解した上であれば魅力が無くもないと感じます。
今回は変額保険終身型について解説しましたが、変額保険有期型や変額個人年金も魅力があります。
変額保険で損をしている方はちょくちょく相場が下がったから株式型→債券型にスイッチしたり、債券比率が高い場合の契約者さんが多く感じます。
今から日本株式型を勧めはしませんが(過去1年間はあくまで結果論であり再現性はないので)成功している方のブログも参考にされてみてはいかがでしょうか?
ありがとうございました。