これまでいろいろな保険会社の商品を契約したり、無料相談にも足を運んだ中で(現在はオンライン面談もあり)学んだことは
支払う保険料の総額と戻ってくる保険金の総額とを比べる事です。
当たり前のようなことですが、毎月の保険料は意識しているのに支払う保険料の総額と戻ってくる金額は知らない方が多いです。
2000万円などの死亡保険金額にも眼が行きがちですが、これからの時代は長生きすることでもお金が必要となってきます。
保険金だけではなく解約した時の解約返戻金や一部を切り崩して老後資金の足しにすることも考えていきたいところです。
部屋の掃除をしていると、
3年程前の保険相談でシミュレーションしてもらった米ドル建て終身保険(外貨建て保険)の設計書が出てきました。
当時はよく分かりなかったことも今なら分かることもあり、同じく3年ほど前から購入している海外オフショア保険と比較してみました。
結論から言いますと
支払う保険金額が異なるものの、控えめに言っても海外オフショア保険の方が解約返戻金、死亡保険金額どちらにしても返戻率が上回っていました。
同じ外貨建ての保険ですが入り口も違えば保険会社も違うので結果が異なるのは当然です。
どちらがいいのかを最終的に決めるのは購入者です。
利回りのいいオフショア保険ですがデメリットもあります。
ひとつは言葉の壁です。
基本英語のシミュレーションとなるので英語や中国語などの語学学習に抵抗がない方に向いています。
この点がクリアできるか出来ないかでしょう。

国内だけでなく海外にも視野を広げたい方に向いている選択肢となります。
積立利率変動型終身保険(米ドル建て)とは
苦情殺到のあまりいいイメージのない外貨建て保険ですね。当時の担当者に勧められたのですが毎月の保険料は430米ドルでした。
毎月5万円近くも払えるかい!と心の中で思いながら「一度検討します。」と持ち帰ったまま3年が経過しました。
(あの時早まらなくてよかった)
海外オフショア保険について
海外オフショア保険についてはカテゴリーのなかにいろんな記事があるので参考にしてください。
http://www.jinjin-unyou.com/archives/category/overseas-invest
参考までに20年経過年数を抜粋して比較してみると
・外貨建て保険(積立利率変動型終身保険米ドル建て)は年3,5%で試算
・オフショア保険はシミュレーション金額をそのまま利用
どちらも米ドル建てでの運用
外貨建て保険 | 海外オフショア保険 |
104848 | 31313 |
111700 | 65618 |
218000 | 143895 |
※すべてドル表示です。数字は下部画像より
まず、支払う保険料が異なるので
保険料総額を30000ドルに近づけた場合
(外貨建て保険の払込保険料総額を3分の1に減額して支払う)
30000米ドル=330万円程の金額で20年後を比較すると
商品名 | 外貨建て保険 | 海外オフショア保険 | ||
---|---|---|---|---|
払込保険料総額 | 31313 | |||
解約返戻金 | 65618 | |||
死亡保険金額 | 143895 | |||
外貨建て(米ドル建て)と言う括りでは同じジャンルになりますが保険会社の運用で大きくシミュレーションも変わってきます。
外貨建て保険のように104848ドル(約1100万円)に近づけて試算してみると
逆に海外オフショア保険の支払う保険料をたくさん支払ってみます(3倍)
商品名 | 外貨建て保険 | 海外オフショア保険 | ||
---|---|---|---|---|
払込保険料総額 | 104848 | |||
解約返戻金 | 111700 | |||
死亡保険金額 | 218000 | |||
支払う保険料の金額を近づけると比較しやすくなります。
参考にした設計内容
こちらは
海外オフショア保険のシミュレーション一例と外貨建て保険の設計内容の一例です。

まとめると
時代の変化と共にシミュレーションや利回りはその時によって上下します。
オフショア保険はオフショア積立のように積み立てるよりも初めの数年で支払い終えてほったらかしにしておき他の副業であったり本業に集中することが出来ます。
海外商品だから怖いかも知れませんが今ではスマホのアプリひとつで購入内容が確認できてコンタクトもメールやチャットから連絡ができる時代です。
保険商品は海外オフショア地域(主にEU圏内)では有効な投資方法です。
いろんな運用方法がありますが、正解は人それどれ異なります。
一生お金に困らない力を身に付けて本業を退職した時に毎月10万円の投資収入が得られれば精神的にもものすごく楽になります。
利子(クーポン)が付く利付債と似た堅実に配当を蓄積していく海外商品。外貨建て保険と比較