子供を持つ親の心境としては児童手当をどう活用すれば子供の教育費が必要な時にうまく準備する事が出来るのか?投資で減らしてしまってはいけない資金は運用先に困ります。
そこでまず誰もが思い当たるのは「学資保険」ですが、どれぐらいの金額がいくらになるのかを表す基準として「返戻率」があります。
「学資保険 返戻率」と検索すると、だいたい101%~107%の商品が出てきます。
18年から20年積み立てた資金(保険料)の返戻率が107%の場合、総額資金が500万円であれば満期時に535万円になって戻ってくるのが今の基準です。
学資保険は契約者は親(祖父母含む)であり被保険者は子供となります。
同じように海外にも子供を被保険者とした運用方法があります。海外なので保険の法律には守られていないので保険と言うより投資ととらえた方がいいです(投資よりの保険商品)
香港には学資保険といった商品はないですが、学資保険のような活用法ができる保険商品があります。
子供を被保険者として、契約者を親(祖父母)とした保険を購入した場合の返戻率は18年から20年後で200%前後に達します!(プランにもよる)
先ほどと同じように総額500万円の資金は約1000万となっています。
※購入はドル建てなので為替リスクはある
子供が0歳のタイミングで購入した場合、18歳の時点で教育費を一部引き出したとしても満期解約することなく引き続き継続することもできるので
子供は独立(社会人)してからも生命保険として継続できます。
つまり国内の生命保険に加入する必要もなくなります。
返戻率を高くするのに一番必要な物は投資センスではなく【時間】です。
時間をかけるほど返戻率は上がっていくので年齢が若いほどメリットとなります。満期は128歳と実質終身と同じです。
被保険者は子供ではないですが実際に我が家と購入しています。
実際に購入してみないと分からない点や購入してみて分かったこともあるので
ずっと預金のまま放置しておくのも時間がもったいないと感じているならば外貨に分散していく運用法は効率が良いと感じます。

子供を被保険者とするメリットは何なのか?
保険は年齢が若いほど保険料が下がります(安くなる)
子供を被保険者にするという事は該当する対象が契約者ではなく子供となるので子供が小さい時にかけておいてあげれば二十歳になった時には元本を保証しつつ将来の備えも勝手に貯まっていきます
子供が働き始める年代に新しく民間の生命保険に加入する必要がないのもメリットです。
学資保険であれば満期と共にその保険は消滅しますが、香港保険は引き出した部分以外の残りの積み立て分は引き続き維持できるので継続することもできます
資産を築く!

年間10000米ドル(1ドル=100円で100万円)を5年に分割して支払ったケース
保険商品は保険会社が経費を引いた保険料で運用しています。
つまり保険料が大きいほど、長期間よりも短期間(一括支払いの事を全期前納という)で支払うほど返戻率(戻ってくるお金)は高くなります。
投資信託と異なる点は保証額が年数と共に高くなってくるので下記の場合は16年後には支払った総額は確保(保証)されるので元本割れのリスクからは解放されます。
デメリットとしては為替リスクですがどうお考えですか?
※為替リスクは16年後に円高になっていれば外貨のまま継続で購入時よりも円安のタイミングまで待てばいいのです
では文字よりも数字でケース(シミュレーション)を確認してみます。
総保険料5万ドル、子供(0歳)を被保険者にした場合
支払いは5年間で完了するので子供の成長と共にお金が必要となってくる前に支払っておく方法です。
(学資保険は10年間で完了する場合が多い)
※子供の年齢はそんなに気にする必要はないです(方法が他にもある)

18歳で、総額5万ドルの投資資金は約2倍の10万ドルになっています。
ここで満期解約・・・ではなく引き出すのは最低限にしておきます
19歳から20歳か22歳の間に一部学資金として引き出します。
(1万ドル=100万円×2年)もしくは(5千ドル=約50万円×4年)など
※引き出し過ぎると元本が少なくなるのでその時の資産と相談
学資資金としての役割はここで終了です。
30歳で結婚資金を3万ドル引き出します
36歳から60歳ぐらいまでは残り資金をほったらかしにしておきます
そして時が経ち
60歳からは自分年金として毎年引き出して活用していきます。

もうここまでくれば無駄遣いしなければ普通の生活は十分可能です。
学資保険であれば初めの20年間で終了ですが、どうせなら子供の学資保険だけじゃなく老後まで面倒見てくれるような長い目で資産を形成できる方がいいに決まっています。

あり得ないようであり得る話です。
資産家のお金が減らないように(運用利回りや家賃収入だけで生活できる)
元本を貯めて利回りを複利で増やしていき増えた分を学資に使えれば?元本は減りにくいです。
まとめると
資産運用は早く始めた方が増えていくスピードも早くなります。今回は0歳としましたが、10歳でも20歳でも始めた時からがスタートです!
初めは軍資金(預貯金)も少なく大変ですが、子供たちが大人になる頃はもっと格差社会が広がっている大変な世の中になっていると感じます
私達が働いて得られる報酬(収入)は円です。セミナーに行った時のIFAの方も資産運用は外貨で運用していると言っていました。
円貨で増える時代ではないので外貨で運用する方はこれからもっと増えてくると思います。
株式投資(投資信託)で長期間積み立ても魅力的ではありますが、債券投資に近い保険商品も海外では効果的な分散した運用先のひとつだと感じています。
※我が家の資産運用先のひとつであり、勧めている訳ではありませんので商品名は伏せています。リスクもリターンもある投資商品なので自己責任の元、判断してください!
こんな世界もあると知ってもらえれば幸いです。
ありがとうございました。