投資をしている方で知らない人はいないと思いますが金融商品の買い方に「ドルコスト平均法」という方法があります。
このドルコスト平均法は株や投資信託、不動産投資信託などの金融商品を一度に購入せず分割して継続して購入していくという方法です。
100万円を持っていても一度に100万円分購入するのではなく10万円分×10回のように分割して購入していく方法であります。
長期的に見れば金融商品をバランスよく購入できる(商品の価格が安い時も高い時も一定額を買い続ける)ので配当金や分配金を再投資していけば複利の効果も期待できる投資方法です
では、保険商品の場合は一括投資とドルコスト平均法どちらがいいのか?
結論から申し上げると
余裕資金があるのであれば一括投資(全期前納支払い)した方が、解約した時の返戻率は高くなり支払う保険料総額が安くなります。
言い換えれば分散して支払うよりも一括の方が戻ってくる金額が大きくなり、支払う金額が少なくなるということです(月払い、年払いに比べて)
※全期前納とは・・・月払いや年払いではなく必要な保険料を先に全額支払っておく(預けておく)こと
保険商品の運用先が投資信託などで運用する商品であっても「月払いや年払い」とは言っても「ドルコスト平均法」とは言いませんので
と伝えています。

保険商品のデメリットについて
保険商品は購入時に手数料が結構引かれるので(公表されていないのでシミュレーションから)初めの数年はマイナススタートとなる事です。
保険証券を見てもらえれば分かるかと思いますが、一括投資として先に預けておいたとしても5年以内で解約した場合は元本割れとなります
国内大手銀行UFJ銀行から加入した介護保険の場合
銀行で勧められた介護保険についてどんな保険なのか保険証券を見直してみました
この介護保険は一括払い(全期前納)で支払っていますが、5年経過で初めて元本割れしなくなります。
定期預金よりは増える可能性が高いですが、そもそも30代の時に介護保険は必要だったのか?万が一の保険よりも必ず訪れる老後に向けて資金を作るべく投資商品の軍資金にしておけば良かったと今では感じています
保険商品のデメリットは何と言っても増えるまで時間がかかる事です!

投資商品のデメリット
投資商品である金融商品のデメリットは上げ下げが激しいことです。銘柄やファンド選びのセンスが求められてくるので投資経験の少ない方には難しいと思います。
ただでさえ年金は少なくなってきて物価は逆に少しずつ上昇しているので投資商品で減らす訳にはいきません。
リターンも大きいが大きく元本割れするリスクもあるのが株や投資信託です

先進国だけでなく新興国もこれからの10年で発展してくるでしょうから守りの年齢でなければ面白いと思います
投資商品のデメリットは何と言っても運用先に左右されるので1000万円を5000万にすることもできれば0円にすることもできます(-_-;)
保険商品のメリット
保険商品と言っても数百と言う商品がある中でも低金利の影響で加入してもいいな!と思える商品は正直な所、ほとんどありません!
しかし、長期で持つ!保険金を家族に残してあげる!という目的があれば元本割れしない資金を家族に残してあげられます。
投資商品で1000万円を溶かしてしまうことはありますが、保険商品でも悪い商品でなければ1000万円は確保されます。
保険商品のメリットは長期で預けておけば20年で2倍になる商品もあるので堅実に資産設計ができることです。
投資商品のメリット
投資商品のメリットは非課税制度を利用することで(NISAやiDeCo)投資で得た利益に税金が引かれない事です
また海外への投資は外貨の分散にもなりアメリカを筆頭に利回りも国内よりも高いのでドルコスト平均法を使って積み立てていけば資金を10年で2倍にすることも不可能ではありません!
※過去のチャートやデータからなので必ず!ではない。
まとめ
投資も保険も選ぶ商品で決まってしまいます。
悪い商品の見分け方も最近のニュースを見ていれば分かるかと思います。
身近な店舗にある金融商品や保険商品はその店舗の売れ筋商品であって=いい商品かどうかは分かりません!
金融機関や民営化されたところはお給料も高いのでその人件費は私たちが購入している保険料や手数料から支払われているとすれば、買い手にとっていい商品なのか?売り手にとっていい商品なのか?
見えてきます。
以上の事から
一括払いにしても分散投資(ドルコスト平均法)にしてもいい商品と言うのはインターネットから自分で購入するのが一番手数料も安く利回りのいい商品が隠れていると思いますので「聞く立場」から「調べる立場」もしくは「発信する立場」になればもっと制球眼は養われると感じます。