保険業界の中でも最も大きなグループ企業である「かんぽ生命」が社会的な問題となっており、かんぽ生命の学資保険を購入しているご家庭は正直不安な心境だと思います。
学資保険と言えば大切な子供の教育費を見据えてまとまった資金を子供が赤ちゃんの時から貯めていこうとするものです。
しかし
大きな企業=安全で信頼できる時代ではありません。
我が家ではかんぽ生命の学資保険は加入しようとは・・・初めから思いませんでした。
何故か?
その理由は
普通に元本割れするからです!
普通に預貯金した方がいいというのが答えです
浪費癖があり、貯めれない!
確実に学資として引き落として貯めて行くのであれば「ソニー生命の学資保険」の方がまだいいと思います。
(2021年4月発行の下記雑誌情報ではニッセイ学資保険が人気)
では、すでに学資保険はかんぽ生命に加入しているご家庭はどうすればいいのか?
結論から申し上げると
多少損をしても学資保険は解約したほうがいいと感じます。
又は元本割れのしない解約(満期)時の方が戻ってくる金額の多い学資保険に乗り換えるかです。
このままダラダラと続けても子供が17歳になったときに気付いてからでは手遅れとなってしまいます

かんぽ生命の学資保険について
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かんぽ生命より出典
かんぽ生命のホームページに大まかなシミュレーションが作成出来たので参考に出してみました。
父親41歳ぐらい子供2歳の想定
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かんぽ生命 ホームページより出典
https://www.jp-life.japanpost.jp/products/detail_gaksi.html
当然ですが、条件によって保険料は上下します。
入院保険の特約はいらないのですが、外すことは出来なかったので最低金額の1500円としました。
基準保険金は300万円、保険料は18歳まで支払う設定の毎月の保険料は16900円となりました。
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かんぽ生命より出典
毎月16900円保険料を支払っていけば、満期時には総額300万円が戻ってくるというものです。
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かんぽ生命より出典
トータルで支払う保険料は?
シミュレーションでは2歳の時に加入して18歳まで支払うということで
18-2歳=16年間。
16900円×12ヵ月×16年=324万と4800円となりました。
支払う保険料324万>満期保険金300万
と、単純に考えても赤字となってしまいます。
手数料が高いか、運営費用に保険料の大半が使われているということです!
メリットがあれば教えて下さい!
(子供の年齢的にもう加入はできないですけど)
ソニー生命の学資保険について
ソニー生命は知名度でいえばかんぽ生命には遠く及びません。
(個人的にはよく知っていますが)
学資保険と言えば「ソニー生命」というように学資保険と検索すれば人気ナンバー1の保険会社です。
時代の流れでいつまでも1位を死守できるかは分からないですが。
ソニー生命の相談は店舗型ではなくライフプランナーという担当者が自宅やレストラン、カフェへお伺いするタイプがメインです。
では先程と同じ条件で学資保険をシミュレーションしてみます

父親41歳ぐらい子供2歳の想定
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ソニー生命 ホームページより出典
https://www.sonylife.co.jp/smart/gakushi/
毎月30000円も?と最初の印象は高く感じますが、支払い期間は10年間で終了です。
ソニー生命は10歳までに保険料は支払い済みとなるので毎月の負担は大きくなります。
2歳の子供であれば8年間が支払い期間となります。
10歳-2歳=8年
30762×12ヵ月×8年=295万円と3000円となりました。
受け取る保険金総額は300万円なので、元本割れしないこととなります!
学資保険の比較ではどちらがいいと感じましたか?
まとめると
学資保険では支払う保険料と満期保険金はほとんど変わらない、もしくは元本割れの可能性もあると言うことがご理解頂けるかと思います。
もしも、このまま物価が少しずつ上昇していけば15年後の300万円の価値はどうなるのか?
子供の教育費をリスクの少ない商品で増やしていける方法はないのか?
○○があるじゃないですか!
そう!相談するのはいいですが、私も含めて第三者の意見を鵜呑みにするのではいけません。
資産運用をしていくには自分で考える力を付けないと、決断しなればいけない事もあります。
お子様がまだ幼いのであれば大学費用の準備までまだ10年以上の期間はあるはずです!
金融機関に相談に行くと必ずまた同じ過ちを繰り返すでしょう!
(売り手に都合の商品であり、契約者にとっては良い商品ではない)
まずは雑誌や書籍で情報収集をして知識をインプットする!
そうすれば今入ってOK!な保険が見えてきます。
その保険で正しいのかは第三者の提案を受けた時に相談してみると判断が正しかったのか?ここが認識不足だったのか?
など話すことで(相談)アウトプットも鍛えられます。
最終的には学資保険は必要ないかな?