老後に2000万円必要だというニュースを見た時に2000万円も必要なのか?と感じる人もいれば2000万円で足りるのか?
どうやって作ればいいのか?分からないと思います。
家庭環境により預貯金額も違えば家族構成、「老後」としてカウントする年齢も60歳の方もいれば70歳まで働く方もいます。
私たち現役世代ははたしてどれぐらいの蓄えがあれば安心なのか?
考えてみました。
結論から申し上げると
各家庭生活水準も預貯金額も違うので、自分でイメージを計算してみないと分かりません!
毎月10万円で生活できる家庭もあれば30万円必要な家庭もあるので一概に最低預金残高は何千万必要なのか?
は参考になりません。
実際に現在どれぐらいの生活費を毎月使っているのか?この基準から考えてみると現実的な水準がイメージできます。
ここでは
第一線(本業)から退いた時が「老後」のスタートとします。
必要な資金は毎月の支出を現在と同じ生活水準でいくと割り出していけば、我が家の場合20万円あれば最低限の生活はできると考えられました。(家賃含む最低限の生活費)
・60歳で会社員は退職したとしてどれぐらい必要か?
がひとつのポイント
・60歳で退職後も70歳まで働いた時にどれぐらいの蓄えが必要なのか?
がふたつ目のポイントとします。
最低限必要な資金が分かればその金額に向かって蓄えていくだけです。
また
ここから納めた年金がプラスαされるので年金の金額に左右されることなく安心です。
あとはひたすら目標に向かって貯めるか増やすのみです。

60歳が老後とした場合の必要な資金
人生100年時代と言われているように長生きすることで必要な資金が増えてしまうことがリスクとなる時代となっていきます。
仮に
60歳で本業の収入がなくなった場合、毎月20万円で90歳まで生きたとしても
20万円×12ヵ月=240万円
一年間で240万円が支出として出ていきます。
10年間で2400万円、20年で4800万円、30年で7200万円です😱
普通の家庭ではまず枯渇してしまいますね。
60歳から90歳まで年金に頼らなくて最低限生活していく老後資金は7200万円必要です。
年金から支給された金額を含めた場合
今後支給額が少なくなっていくとしてもきちんと、厚生年金、国民年金を納めていると国内最強の保障が備わっているのが年金です。
・現在の30代が65歳から年金をもらい始めるとどれぐらいの金額になるのか?
厚生年金の方もいれば国民年金の方もいます。詳細は、ねんきん定期便で大体わかりますので調べてみるといいです。
分からない方には、少な目に見積もっておけば安心なので10万円とします。
※国内年金夫婦ふたり(一人辺り5.5万円)から
月額20万円必要な家庭は65歳から90歳までは年金支給が加わるので7200万円から支給分引いてみると
年金月額10万円×12ヵ月×25年間=3000万円が年金から最低限支給されるので
7200万円-3000万円=4200万円貯めておけば安心価格となります。
老後に2000万円不足するとありましたが、実際に会社員としての給料が無くなった場合今と同じ生活水準を続けていくにはけっこう蓄えが必要な事が分かります。
60歳以降も働かないと食べていけないのがよく分かります。
70歳まで働いた場合はどうなのか?
60歳で第一線から退職したとしてもまだまだ働けます。
60歳のイメージはおじいさん👴おばあさん👵ですが、実際にはめちゃくちゃ元気で活気に満ちあふれています(笑)
我が家の両親もあと数年で70歳となりますが、控えめに見ても元気です。
70歳まで働くことはジャンルにもよりますが全然可能でしょう。
70歳から90歳までの必要な生活費
①20万円×12ヵ月×20年=4800万円
最低限の年金支給は65歳から支給されるので
毎月の年金支給額が10万円であれば
生活費は20万円-10万円(年金)=10万円(必要生活費)なので
①の生活費は
10万円×12ヵ月×20年=2400万円あれば安心です。
毎月の年金支給額が15万円であれば
生活費20万円の家庭は
20万円-15万円(年金)=5万円の蓄えがあれば安心です。
5万円×12ヵ月×20年=1200万円の蓄えがあれば最低限の生活ができそうです。
1200万円の蓄えを作るにはどうすればいいのか?
はまた関連記事に更新します。
それぞれのケースから分かること
今回は退職金の事は含めていません。
時代の流れで職を転々とした場合は収入アップでも退職金はあまり期待できないからです。
退職金を期待しなくてもいい資産形成ができるように今回は省きました。
退職金のある方はそれだけゆとりができるので老後の安心感は増しますね!
目標とする金額がイメージできればあとは増やす方法を考えていくことです。
・定期預金でいいのか?
・金融機関に行き投資信託を購入するのがいいのか?
・外貨建ての保険がいいのか?
要は支出<収入、支出が収入を上回らなければ生活はしていけるので「老後まで」の期間が長い方と10年以内では資産運用の方法も変わってきます。
お金持ちではなく資産持ちになるには働いて得た収入ではなく、働かなくても得られtる収入(配当収入)を作らなければなりません。
老後資金はできるだけリスクの少ない方法で時間をかけて増やしていけると安心ですね。