子供を育てていく事って実際に体験しないと分からないことが多々あります。その中でも一番不安に思うことは子供の行きたい(受けたい)進路へ行かせてあげられるか?
要は教育費であるお金の問題です。
そんな不安をカバーするために今まで活用されてきたのが【学資保険】でした。
「でした。」と過去のように書きましたが、現在も人気の商品です。
目次
学資保険という名前に踊らされていませんか?
「学資」というネーミングで
と、ついつい契約してしまいがちですが、中身は保険会社が長期の国債(日本の)で運用しています。
とりあえず減らないからいいわ!ではなく、途中解約すれば減るのであれば、現金である程度のお貯金を貯めておいてあげてジュニアNISAで「すかいらーく」や「マクドナルド」の株主優待券で食事に連れて行ってあげたりする方がよっぽど効率的です。
そんな我が家も学資保険ではないですが、介護保険に入った過去があります。

学資保険での運用利回りは15年から20年積み立てを継続しても良くても105%から110%あればいい方でしょうか?
もっと少ないですね…。
また【円】での購入であるので15年後や20年後の物価上昇に耐えれるか?
この辺りは
なってみないと分からない!
やってみないと分からない!
かも知れませんが
毎月、毎年保険料を支払い続けることができるのであれば、最近投資の世界で有名な【インデックス】に連動した「元本確保」型の商品も頭の片隅に入れておくと何かの役に立つときが来るかもしれません。
S&P500インデックスに連動した元本確保商品とは?
この商品は
アメリカ株式市場にあるS&P500インデックスという指数に連動した保険商品です。
契約者に万が一のことがあったとしても積立金額からの評価額の101%が死亡給付金として支払われます。
また15年間支払いを継続することで140%の元本確保、20年間で160%の元本が確保されます。
元本保証と元本確保の大きな違いは条件が達成できるか出来ないかが大きなポイントであります。
確保される条件としては
積み立てが15年間継続出来る事!!
これが重要なポイントです。
途中で停止すると140%は確保されないので注意してください。
達成できなかったとしても運用先がS&P500指数に連動した商品に投資しているので運用先としては強力な外国人ボディガードが付いているようなものです。
インベスターズトラストという金融商品の商品を例としてみると
毎月2万円を15年間継続した時のシミュレーション
年間24万×15年=360万円
360万×140%=504万円
504万-360万=144万(税抜き前)の利益と言ったイメージとなります。
※実際には米ドルとなります。
※インベスターズトラスト社のこの商品は仕組債というややこしい仕組みなのですが、シンプルに毎月決めた金額を停止、減額しないで継続すれば達成できます。
学資保険などの105%商品の場合
年間24万×15年=360万円
360万×105%=378万円
378万ー360万=18万円(税抜き前)の利益と言ったイメージとなります。
※円貨なので円のままです。
なぜこういった高利回りになるのかは冒頭にも紹介したように海外であるアメリカの株式市場に連動した商品となるからです。

過去20年を振り返ってみても基準となる価格が伸びていることが確認できます。
特徴は
毎月コツコツと積み立てることで最大の【ドルコスト平均法】ができる点。
投資信託やETFといった積み立てと同じですが、メリットとデメリットとあります。
デメリットは
・円安となると毎月の引き落とし金額が増える。
・毎月引き落とされる保険料の支払いを中断した場合15年140%の元本確保は保証されなくなる。
メリットは
・支払いを継続することで140%元本確保してくれるので、仮に10年~15年後に世界的な○○ショックが起こり基準価格が大暴落しても投資信託やETFでは大きな損失となった状態でもこの商品は元本が確保されるので、元本割れのリスクを回避することができる。
20年継続すれば160%です。
・基準価格の上昇と共に15年後であれば更なる値上がり益の期待もできる。
冒頭のチャートのように10年前のチャートと比較すれば15年後も明るい未来に期待が持てます。
・海外に銀行口座があれば満期資金を入金することで資産を海外にも分散できる。(国内に海外送金も当然可能)
未来の円安物価上昇と言った円の価値が下がった場合もドル建て資産があれば為替も分散できる。
※S&P500とは(エスアンドピー500)と言い米国の超有名な企業(appleやMicrosoft、Amazon、Googleを作っているアルファベット、Facebookにコカ・コーラなど計500社)の株全体に投資しているようなものです。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数であり、ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されています。
まとめ
日本人はまめなのでコツコツ積み立てには向いていると思います。
学資保険も満期まで継続できるでしょうし、積み立てNISAやイデコideco(確定拠出型年金)もすでに始めている方も多くなってきました。
誰もが気付いた時が一番若いのでスタートは早い方がいいです。
私も10年前にしていたらなぁなんて事を思う事もありますが、今では結構早くにスタートしているほうではないのか?と思うようにしています。
「あの時に行動しておけば良かったなぁ・・・」と15年後に後悔するようなことはしたくないですね。
ありがとうございました。