[chat face=”サラリーマンJINジン.jpg” name=”JINジン” align=”left” border=”blue” bg=”none”] こんにちは、サラリーマンJINジンです。 [/chat]
毎年年末になると契約している保険会社から生命保険料控除証明書のハガキが送られてきて、会社員は会社から年末調整の用紙が配られます。
2018年(平成30年度分)から給与所得者の配偶者控除等申告者の様式が変わったので奥様を扶養に入れている方は手間が増えましたね。
我が家は共働きなのでメインは生命保険料控除となります。
では生命保険料控除をすればどれぐらい戻ってくるのか?
こればっかりは支払った保険料の総額や年収によって変わってきます。
では見ていきましょう
年末調整は1年間の支払った保険料が再確認できるいい機会
まずは自分の契約した生命保険が「新契約」なのか「旧契約」なのか届いたハガキから確認します
2012年(H24年)1月1日以降の契約は新契約で、それ以前に契約した保険は旧契約となります。
新旧の違いは控除の限度額です(4万円か5万円)
新制度の場合は3種類に!
・生命保険料控除
・介護医療保険料
・個人年金保険料
からそれぞれ各項目4万円ずつ最大12万円所得税から控除されます。
ただし実際に12万円そのまま戻ってくるわけではありません。
所得税の控除額について
年間の保険料を当てはめてください!
・所得税の控除額
年間の支払保険料 | 控除額 |
---|---|
20,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
20,000円超40,000円以下 | 支払保険料等×1/2+10,000円 |
40,000円超 80,000円以下 | 支払保険料等×1/4+20,000円 |
80,000円超 | 一律40,000円 |
年間10万円生命保険に使った場合は80000円超えなので一律40000円となります。
年間7万円の場合は70000×1/4+20000円=37500円となります。
・住民税の控除額
年間保険料 | 控除額 |
---|---|
12,000円以下 | 保険料の全額 |
12,000円〜32,000円 | 保険料×0.5+6,000円 |
32,000円〜56,000円 | 保険料×0.25+14,000円 |
56,000円超 | 28,000円 |
住民税は参考に
サラリーマンAさんの場合の年間保険料
Aさんは一般の生命保険に年間86000円、介護医療保険料に44000円、個人年金保険料に15万円支払ったとします。
年間支払い保険料は28万円となりますね。
上記の所得税の計算方法から
・生命保険料控除は8万円以上なので控除料は最大の4万円㋑
・介護医療保険料は4,4万円なので支払保険料等×1/4+20,000円=3.1万円㋺
・個人年金保険料は8万円以上なので控除料は最大の4万円㋩
合計11万1000円となります。
これが生命保険料控除額計(㋑+㋺+㋩)となります。
最高12万円なのでほとんどが控除対象となりますね。
算出所得税の計算と税率と控除額を把握する
所得税の速算表
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
年収300万円の方は税率が10%
500万円の方は20%
700万円の方は23%が税率となることを覚えておく。
ではなく、源泉徴収票の所得から計算しなければなりません。
年末調整からいくら戻ってくるのか?
会社員の年末調整は1月〜12月までの給与と源泉徴収税に対して行うものですので、本来納めるべき税額や還付金の計算は12月分の給与が確定してからとなります。
この給与から天引きされる所得税額は概算なので
その人その人必ずしも1年間に支払う金額とは一致しません。
だからと言って年末に1年間の所得税を払うとなると負担が大きくなるので源泉徴収税額表を参考に大体の所得税を決めています。
給与明細の所得税がそれです。
この見込んだ年間所得税ー(生命保険料控除や地震保険ほか※1)=年間通して支払い過ぎていた分が戻ってくるので生命保険料控除のみの場合はこれぐらい還付されたんだな!と大体の予測は立てやすいのですが、個人の計算で具体的な数字は分かりません。
それでも今年の12月の給料明細を見ればある程度見えてくると思うので自分の年収や源泉徴収票と照らし合わせて追求したいと思います。
※1
※国税庁HPより引用
まとめ
今回気になったので調べてみたけれど労力の割に戻ってくる金額はせいぜい数万円。
もしかしたら数千円かもしれません。
参考に
一般の生命保険に加入しているの保険料20代のAさんが10000円の保険料を支払っている場合(年収300万円)であれば
年間12万円だけど、控除の上限は8万円以上は上限4万円です。
年末調整は生命保険料控除だけではなく他の控除も合わせて計算します。
生命保険料控除額が多ければ給与や賞与からまるまる税額が決まるわけではなく
この控除額が多くなる程(生命保険料控除や地震保険料控除、配偶者控除)差し引きされた給与所得金額が少なくなりその金額から所得税額が算出されます。
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